2012年3月17日

公害防止のために

毎日新聞3月17日

イタイイタイ病:事業開始から33年、カドミウム土壌復元完了

富山市の神通川流域でイタイイタイ病を引き起こしたカドミウムに汚染された土壌の復元事業が、33年をかけて今年度で終了し、完工式が17日、同 市婦中町砂子田で開かれた。石井隆一・富山県知事、患者や遺族などで作るイ病対策協議会の高木勲寛会長、原因企業の三井金属鉱業の吉田亮総務部長らが出席 した。式典で石井知事は「昨年の東京電力福島第1原発事故で農地の放射能汚染が問題になり、改めて安全で安心な環境の大切さを実感した」と述べ、再発防止 を誓った。
イ病は68年、国から公害病第1号に認定された。土を入れ替える復元工事は、富山県が79年度、汚染田に指定した約1500ヘクタールを対象に始 め、転用されなかった約863ヘクタールが農地として復元した。総事業費は407億円に上り、国内最大規模の土壌復元事業とされる。【岩嶋悟】
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■ことば

 ◇イタイイタイ病

腎臓の尿細管異常と骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を伴う骨軟化症がみられ、激しい痛みと骨折の多発が特徴。戦後まもなく富山市の神通川流域の住 民に症例が相次ぎ、1950年代後半に集中的に発生。国は68年、三井金属鉱業神岡鉱業所(現・神岡鉱業)が排出したカドミウムが原因とし、公害病に指定 した。同年、被害住民が同社を提訴し、72年に全面勝訴が確定。住民は同社と結んだ公害防止協定に基づき鉱山を毎年立ち入り調査し、会社側も環境対策をしている16日現在の認定患者は196人(うち生存者は4人)。






調査は外部がやらないと、監視にならない。

だから福一は事故を起こした。

安全なら空間も土壌も給食もすべて測らせて問題ないはず。

八王子市の広報担当は市民の校内測定申し入れに対して

『市に任せてほしい』と言った。 




住宅地で次々と見つかるマイクロホットスポット。

福一からは現在も放射性物質が出ている。




市はDOSERAE2を東京都へ返却してしまったという。


性能の良い機種を買って調べなおすのだろうか?

『ホットスポットはないとは言わない。とりあえず、教育施設を測って結果をみてから』

と言っていた環境保全課、遠藤課長。

この流れからすると、良い測定器を買って再度ホットスポットを見つけるための測定を、するのではないか?

行政不信・・・遠藤課長曰く、市民が行政に『偏見』を持っているのだそうだ。

素直にみると、住宅地でこれだけの汚染が発見されたので

もう一度詳細に測る流れになるのだろう。


3/22・・・DOSERAE2は東京都に返却していないことを確認。 現在はあったかホールに貸し出し中だそうです。






めじろ台1丁目 市道測定中断 測定結果


計測地:めじろ台一丁目市道
年月日:2012年3月7日~  

計測方法:設置後1分10秒放置。1分ごとに4回測定し平均を出した。 
計測高さ:地上5㎝  
単位:μsv/h 
最大値:No.77 0.591μSv/h





めじろ台1丁目・・・3/21日Radi紛失の為、北1/3を残して中断。 0.24μsv/h超 35か所発見



【2012年3月19日現在測定数値】
【2012年3月19日現在測定写真ファイル】


測定データは3月22日八王子市道路補修センターに提出している。道路事業部が八王子市の組織なら東日本大震災対策本部会議で決まった基準で除染するはず。


3月12日毎日新聞

ホットスポット:自治体向けのガイドライン公表…環境省

東京電力福島第1原発事故の放射性物質が蓄積し局所的に空間線量が高くなる「ホットスポット」について、環境省は12日、放射性物質に汚染されや すい場所や発見した場合の対処方法などをまとめた自治体向けのガイドラインを公表した。環境省は「(ホットスポットの)広がり具合は想定できていないので、とにかく調べてもらいたい」と調査を呼びかけている。
 ホットスポットの目安は、地表から1メートルの高さの線量が周辺より毎時1マイクロシーベルト以上高い所。これまでに、千葉県柏市、茨城県つくば市、横浜市の計3カ所で見つかっている。
 ガイドラインでは、ホットスポットになりやすい場所を説明。アスファルトなどで舗装された駐車場や道路、工場の敷地などからは放射性物質を含んだ 雨水が側溝・排水路を通じて下流に流れやすい。また、雨どいや雨水調整池など雨水が1カ所に集まる所に土がある場合、放射性物質が高濃度に蓄積される可能 性がある。このほか、トタンやかやぶきの屋根、花壇や芝が生えた土地なども汚染が懸念される。
 ホットスポットを発見した時の対処手順は、立ち入り制限などをした上で文部科学省に連絡。汚染原因を推定し、除染を行う。
 調査費用や発見後の除染費用は、国が除染の対象地域として指定した「汚染状況重点調査地域」以外は国の補助の対象外。国は職員や専門家の派遣などで支援する。
 ガイドラインは環境省のホームページで閲覧できる。【藤野基文】

 去年12月に出た環境省ガイドラインで0.23μsv/hだった基準値がホットスポットについては1μsv/hになった。ホットスポットは局地的な点線源だから離れれば距離の二乗に反比例して危険度が下がるただし飛来した放射性物質が再び舞い上がること、箒で掃除したり子供がいじくることは想定外となっているようだ。
 高さ1mで1μsv/h、50㎝では4μsv/h、25㎝で16μsv/h。12.5㎝では256μsv/h?と単純には増えないようだが、10,000Bq/kgは軽く超えるのではないだろうか。

 ホットスポットには決して近付かない、触らないなど注意を促すことは自治体や学校などで積極的にやってほしい。


【目的】
 毎回のテーマ、八王子市主催の測定でホットスポットが一つも見つかっていないことに疑問があること。市が市民の安全、安心を謳いながら積極的に危険個所を発見するための測定をしていないことを明かにするため



【計測地背景】
 前回のめじろ台2丁目に続いて1丁目の測定を開始した。2丁目はRadiで30か所の0.24μsv/h超えを発見し、市はアロカTCS-172Bで測定しその内20か所の0.24μsv/h超えを除染した。
 今回は八王子市の除染値0.24μsv/h以上のみの測定とし、Radiで最初の1分で0.24越えたものだけ測定を続行、それ以外は計測しなかった。←行政が基準値を上げたらすべて消えてしまうので0.15μsv/h以上を再度測定中(3/12~)
 
 これほどの濃度の放射性物質は住民が処分できるものではないので、八王子市道路補修センターが除染にくるまで汚染土には触れないでほしい ←除染するか不明。1丁目の数値は市に提出し八王子市の基準値0.24μsv/h超えていると報告する予定。(3/16)

子供には近づかないよう注意を!


【永遠に責任を追及されない行政】
 3月5日、八王子市道路事業部の駒沢部長はめじろ台2丁目の測定値を公開しないとした。道路補修センターの石井所長の話によると住民がパニックになるから、長時間汚染の前にいないから、1400Kmもあってできないから、被災地域に指定されていないから・・・いろいろなことを言う。責任逃れするので積極的に個人名で書きたい。誰が決めたのか聞くと、道路事業部で決めた、と妙な答えが返ってくる。部署が決めたことの責任は部署の長が取るのではないのだろうか?
 八王子市は震災からやがて1年たつ今現在、所管を超えて測定に取り組むチームを作っていない。環境保全課が責任をすべて所管に任せているため、境界線で数値を公開するしない、測定方法などがばらばらになってしまっている。1年たった今パニックになる光景というのも見てみたい気がするが、冗談ではなく住民は地図上の道路(市道・私道)、公園、学校、幼稚園、保育園などの境界線を越えて被爆するしないという不思議な現象が起きている。官僚、行政の隠ぺい体質が問題視される昨今、面倒くさいから情報公開しないと面と向かって言われているようで何ともやるせない・・・。 
 そんなことより、長期に及ぶ低線量被ばくの証拠としての数値がこれだけのホットスポットがあったのとなかったのとでは意味が違ってくるのではないだろうか。市が安全の責任を取るから情報を出す必要がない、のではない。責任も取らず情報も隠ぺいしている事実に市民は二重の障害を超えなくてはならない破目に陥っている。


【周知させない危険性】
こういった道路際のマイクロホットスポットによく足跡を見る。
子供が道の脇を歩く光景はどこでも見られる。長時間そこにいないからという理屈ではなく、現場を見て判断してほしい。








No.2   0.276μsv/h
No.9   0.255μsv/h


No.12   0.273μsv/h



No.20   0.257μsv/h


No.21   0.244μsv/h


No.48   0.355μsv/h


No.52   0.247μsv/h


No.59   0.339μsv/h
No.62   0.251μsv/h
No.70   0.256μsv/h


No.77   0.591μsv/h


No.78   0.375μsv/h

No.96   0.323μsv/h

No.97   0.298μsv/h

No.98   0.240μsv/h

No.99   0.250μsv/h

No.100   0.320μsv/h

No.101   0.254μsv/h