サンプル: 沖縄県の4店舗の弁当屋のライス8食分734g
採取時期: 2012年4月~5月
今回は遠方から依頼を受けての測定
サンプルがとてもユニーク!
弁当屋のライス
1店舗×2個を4店舗分。この状態で合計1730g(平均約220g) |
バットに2食分づつ敷き並べる |
食品乾燥機 |
乾燥するとこのように嵩が減ります |
これをミルにかけます |
粉になるまで砕きます。1730g→734gになりました。996gの減量 |
これが乾燥させたライス!
米って奇麗! |
米粉の一歩手前状 |
乾燥濃縮させると、今回1食分のライスが約91gの計算なので、約11食分のライスが一度に測れます。だから1食が微量の放射線のものは11倍検出しやすいということになります。
売られている弁当屋のライスを乾燥させて量を減らし、
より多くのライスの量を一度に測る工夫がされている。
4つの袋に4店舗分を分け、どれが線量が高いか探すという、効率的なアイデア! スタッフさん『ムムム~どうかな~』
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やっぱりビニールが余計なので、一度ライスを袋から出し、ビニールの重さを測る。きめ細かい対応をしてくれた。 |
ここがポイント!4店舗のライスを混ぜずに袋ごとマリネリ容器に詰めて行く・・・ |
ビニールの口を開けないと、なかなか詰まりにくい・・・指で詰め込んでいきます |
なんだか・・・ビニールだらけで大丈夫だろうか・・・ |
測った1枚のビニールの重さ×4枚分を総重量から引き、734gになりました。ちょっと1キロに満たない。 |
ちょっと隙間が・・・ |
隙間が・・・箸を使ったらよかったかな・・・隙間があると誤差が出やすくなるので、検体はマリネリ容器の底から口までぴったり入るのが理想です。 |
ひららら~ん!切ったほうがいい? |
量が少ない分、ビニールで納まっちゃった!これはちょっと誤差が大きそう・・・ |
はみビニ |
測定結果は下記リンクの通り、未検出でした。
ハカルワカル測定番号12051603
もし、検出されていたら・・・
4店舗のライスのうち全部or1つが高いと判断して再測定すれば
多くても3回目の測定でどのライスが高いかわかる、
早く効率的に大きな危険は避けられるのでは、
というアイデアと勝手に理解しました。
なるほど~
これは、乾燥濃縮という工程で半日かかっているので、時間的にはかかってしまうかもしれませんが、4回4000円を1回1000円で測ったという効率賞!
細かく正確に出したほうがいいという意見もありますが、毎日の食事が4店舗の弁当屋という方には、試す価値がありそうです。
私は外食が多いので、次回はHYさんとYG(吉牛)2食分をざっくり測ってみます。
拍手~パチパチ
なお、家庭のオーブンなどで真似しようとしましたが、半日オーブンをつけっぱなしという状態になったことで、壁の一部が炭になることが無きにしも非ずという指摘を受けたので、やめました。