2011年11月25日

市の除染基準0.24μSv/hとは



 11月14日に測定して見つかった汚染、自治会の動きが見えないので八王子市に問い合わせた。放射線相談窓口(042-620-7283)








Q: 近所で0.3μSv/hが見つかったが、除染してくれるのか 
A: 市の管理する道路であれば、アロカTCS-172Bで測定し0.24μSv/h超えていれば除染する。

Q: 0.24μSv/h以上の汚染はたくさんあるが、 まとめて測定して除染してもらえないか。
A: そのような対応はしていない。通報があって市が測定して確認し、0.24μSv/h超えていれば除染するが、それ以外は除染しない。


Q: 0.24μSv/h超えていると通報できるのは線量計で測ることのできる人だけになるが、それぞれの線量計が市の線量計と同じ数値を出すことはない。標準線原のようなものを作ってその数字に合わせて通報するほうが出戻りがなくて市としてもやりやすいのではないだろうか。
A: そういう話があったことは伝えておく。線量計の種類に構わず0.24μSv/hが検出されれば、市は測定に行く。

Q: 測定の時に立ち合いたいので、連絡がほしい。
A: 市はそのような対応はしていない。


話の中でガイガーカウンターとシンチレーションの数値の癖などは担当者は把握していないようだった。どこの国のものですか、と聞かれたが、意味のない質問のように思える。一つの機械で測らないと、というのはわかるが、現実は市の教育関連施設の測定は米国製DOSERAE2の測定値で、12か所の公園は日本製アロカTCS-172Bを使用している。DOSERAE2で0.24μSv/hを越えなければ、教育施設もアロカでチェックすることがないということだと思うが、それで納得した。どんな線量計でもいいと言ったのだから、0.24μSv/h超えたら通報させてもらうことにする。


空間線量0.24μSv/h超える値が検出された場合の除染の実施は11月7日、第19回東日本大震災対策本部会議で策定された。
このような市の決定についてどれくらいの市民が周知しているのか疑問。市のホームページで会議の議事録までいきつける人がどれくらいいるのだろう? この会議、不定期で開催されているという。出席者は市長、副市長、教育長、各部の部長のみで、決定された事項は議員にFAXされているようだ。参考:八王子市組織機構図
尚、放射線測定についての市の動きについては陣内やすこ市議会議員のホームページ に時間軸で分かりやすくまとめてある。


八王子市ホームページ⇒東日本大震災に関する情報⇒震災関連情報⇒東日本大震災に関する本市の対応状況⇒第19回東日本大震災対策本部会議を開催(平成23年11月7日)
議事録、2(3)除染ガイドラインの策定について

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

インターネットで検索して調べたところ、環境省の除染基準は、「地表から50センチ~1メートルで毎時0.23マイクロシーベルトだとか。八王子市の基準0.24マイクロシーベルトは、環境省の基準より甘いことになりますが、私の調べ方が不十分だったのでしょうか?住民のことを思えば、国の基準より厳しくしそうなものですが、はて? ちなみに、ある民間団体のニュースによれば、八王子市内の民有地で、2011年11月下旬に調べたところ、最高で1.120マイクロシーベルトあったそうです。民有地なので、個人で除染し、敷地内に汚染土を埋設したそうですが。ちなみにその家は、雨どいの下に、浸透枡がないそうで、敷地に汚染された雨水がしみこんだのではないかと想像されます。ということは、側溝がある場合は、側溝から川に流れ、東京湾に流れ込むのでしょうか? 海の汚染が心配です。

radimaru さんのコメント...

コメントありがとうございます。環境省は2012年の初めに新基準を施工しました。黒須前市長は2011年の11月の時点で市の会議で0.24μsv/h以下にすると決めていて、環境保全課は5㎝の高さで測って数値が基準を超えたら除染すると言っていました。なので環境省の緩い基準が出たとたん、道路課だけ新基準になったようです。汚染に境界線は関係ないのですが、役所は所管ごとに縦割りで境界線を作っているので線を超えたら我関せずという感じです。側溝の泥は要注意ですよ。川も海も砂ではなく泥場を気をつけてください。ところで川の汚染は河川課に言わなきゃいけないのでしょうね。馬鹿らしく手間がかかってウンザリします。