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2012年3月17日

めじろ台1丁目 市道測定中断 測定結果


計測地:めじろ台一丁目市道
年月日:2012年3月7日~  

計測方法:設置後1分10秒放置。1分ごとに4回測定し平均を出した。 
計測高さ:地上5㎝  
単位:μsv/h 
最大値:No.77 0.591μSv/h





めじろ台1丁目・・・3/21日Radi紛失の為、北1/3を残して中断。 0.24μsv/h超 35か所発見



【2012年3月19日現在測定数値】
【2012年3月19日現在測定写真ファイル】


測定データは3月22日八王子市道路補修センターに提出している。道路事業部が八王子市の組織なら東日本大震災対策本部会議で決まった基準で除染するはず。


3月12日毎日新聞

ホットスポット:自治体向けのガイドライン公表…環境省

東京電力福島第1原発事故の放射性物質が蓄積し局所的に空間線量が高くなる「ホットスポット」について、環境省は12日、放射性物質に汚染されや すい場所や発見した場合の対処方法などをまとめた自治体向けのガイドラインを公表した。環境省は「(ホットスポットの)広がり具合は想定できていないので、とにかく調べてもらいたい」と調査を呼びかけている。
 ホットスポットの目安は、地表から1メートルの高さの線量が周辺より毎時1マイクロシーベルト以上高い所。これまでに、千葉県柏市、茨城県つくば市、横浜市の計3カ所で見つかっている。
 ガイドラインでは、ホットスポットになりやすい場所を説明。アスファルトなどで舗装された駐車場や道路、工場の敷地などからは放射性物質を含んだ 雨水が側溝・排水路を通じて下流に流れやすい。また、雨どいや雨水調整池など雨水が1カ所に集まる所に土がある場合、放射性物質が高濃度に蓄積される可能 性がある。このほか、トタンやかやぶきの屋根、花壇や芝が生えた土地なども汚染が懸念される。
 ホットスポットを発見した時の対処手順は、立ち入り制限などをした上で文部科学省に連絡。汚染原因を推定し、除染を行う。
 調査費用や発見後の除染費用は、国が除染の対象地域として指定した「汚染状況重点調査地域」以外は国の補助の対象外。国は職員や専門家の派遣などで支援する。
 ガイドラインは環境省のホームページで閲覧できる。【藤野基文】

 去年12月に出た環境省ガイドラインで0.23μsv/hだった基準値がホットスポットについては1μsv/hになった。ホットスポットは局地的な点線源だから離れれば距離の二乗に反比例して危険度が下がるただし飛来した放射性物質が再び舞い上がること、箒で掃除したり子供がいじくることは想定外となっているようだ。
 高さ1mで1μsv/h、50㎝では4μsv/h、25㎝で16μsv/h。12.5㎝では256μsv/h?と単純には増えないようだが、10,000Bq/kgは軽く超えるのではないだろうか。

 ホットスポットには決して近付かない、触らないなど注意を促すことは自治体や学校などで積極的にやってほしい。


【目的】
 毎回のテーマ、八王子市主催の測定でホットスポットが一つも見つかっていないことに疑問があること。市が市民の安全、安心を謳いながら積極的に危険個所を発見するための測定をしていないことを明かにするため



【計測地背景】
 前回のめじろ台2丁目に続いて1丁目の測定を開始した。2丁目はRadiで30か所の0.24μsv/h超えを発見し、市はアロカTCS-172Bで測定しその内20か所の0.24μsv/h超えを除染した。
 今回は八王子市の除染値0.24μsv/h以上のみの測定とし、Radiで最初の1分で0.24越えたものだけ測定を続行、それ以外は計測しなかった。←行政が基準値を上げたらすべて消えてしまうので0.15μsv/h以上を再度測定中(3/12~)
 
 これほどの濃度の放射性物質は住民が処分できるものではないので、八王子市道路補修センターが除染にくるまで汚染土には触れないでほしい ←除染するか不明。1丁目の数値は市に提出し八王子市の基準値0.24μsv/h超えていると報告する予定。(3/16)

子供には近づかないよう注意を!


【永遠に責任を追及されない行政】
 3月5日、八王子市道路事業部の駒沢部長はめじろ台2丁目の測定値を公開しないとした。道路補修センターの石井所長の話によると住民がパニックになるから、長時間汚染の前にいないから、1400Kmもあってできないから、被災地域に指定されていないから・・・いろいろなことを言う。責任逃れするので積極的に個人名で書きたい。誰が決めたのか聞くと、道路事業部で決めた、と妙な答えが返ってくる。部署が決めたことの責任は部署の長が取るのではないのだろうか?
 八王子市は震災からやがて1年たつ今現在、所管を超えて測定に取り組むチームを作っていない。環境保全課が責任をすべて所管に任せているため、境界線で数値を公開するしない、測定方法などがばらばらになってしまっている。1年たった今パニックになる光景というのも見てみたい気がするが、冗談ではなく住民は地図上の道路(市道・私道)、公園、学校、幼稚園、保育園などの境界線を越えて被爆するしないという不思議な現象が起きている。官僚、行政の隠ぺい体質が問題視される昨今、面倒くさいから情報公開しないと面と向かって言われているようで何ともやるせない・・・。 
 そんなことより、長期に及ぶ低線量被ばくの証拠としての数値がこれだけのホットスポットがあったのとなかったのとでは意味が違ってくるのではないだろうか。市が安全の責任を取るから情報を出す必要がない、のではない。責任も取らず情報も隠ぺいしている事実に市民は二重の障害を超えなくてはならない破目に陥っている。


【周知させない危険性】
こういった道路際のマイクロホットスポットによく足跡を見る。
子供が道の脇を歩く光景はどこでも見られる。長時間そこにいないからという理屈ではなく、現場を見て判断してほしい。








No.2   0.276μsv/h
No.9   0.255μsv/h


No.12   0.273μsv/h



No.20   0.257μsv/h


No.21   0.244μsv/h


No.48   0.355μsv/h


No.52   0.247μsv/h


No.59   0.339μsv/h
No.62   0.251μsv/h
No.70   0.256μsv/h


No.77   0.591μsv/h


No.78   0.375μsv/h

No.96   0.323μsv/h

No.97   0.298μsv/h

No.98   0.240μsv/h

No.99   0.250μsv/h

No.100   0.320μsv/h

No.101   0.254μsv/h

2012年2月22日

機種比較(5) 日立アロカメディカル TCS-172B

めじろ台2丁目のホットスポット測定をもとにRadiと八王子市のアロカTCS-172Bをグラフで比較した。


比較した元のデータ
除染前・・・2011年12月20日の立会測定
除染後・・・2012年1月23日、2月9日の立会測定

注:1月10日の市の除染se-8,9の数値に対するRadiの測定のみ1月11日。それ以外はすべて立会として同時に測っている。



Radi×アロカTCS-172B比較



12月20日除染前Radi×アロカTCS-172B×TERRA比較

2012年2月9日

めじろ台2丁目 八王子市の除染に至るまで

2012年1月23日八王子市除染
計測地:めじろ台二丁市道
年月日:2011年11月~2012年2月  


計測方法:設置後1分10秒放置。1分ごとに4回測定し平均を出した。
 計測高さ:地上5㎝  単位:μsv/h 
最大値:0.643μSv/h







【測定資料】 

【めじろ台2丁目除染早わかりマップ 】2012年2月9日現在
【Radi20か所除染前後数値比較】2012年2月9日現在
  
【35か所測定記録写真ファイル】2012年2月9日現在

【八王子市のHP】に記載されていない場合はこちらへ電話





【測定経過】 
◆Radiで測定
最高値0.643μSv/hの駐車場

・11月6日、めじろ台2丁目市道の測定を始めた
・11月8日八王子市が第19回東日本大震災対策後本部会議で目標とする線量、0.24μSv/h以下(年間1mSv以下)を超える値が検出された場合の除染を決めた。
・12月6日、この時点では市の測定器とRadiのどちらが高い数値を出すのかは不明だったため、念のためRadiで0.15μSv/h以上だった90カ所余りの汚染個所を地図にまとめた資料をもとに、市道の管理者である道路補修センターと共に、測定した個所を現地で確認した。市の測定の際にはDOSERAE2は高線量で数字がふらつくことがあるためアロカTCS-172Bで測ることをお願いした。
・12月8日、新たに数か所の汚染を発見し、97か所と訂正して地図と測定値のデータを道路補修センターへ提出した。 
・・・97か所測定写真アルバム
・・・Radi測定結果

 

◆八王子市測定の市民立会
12月20日、筆者が参加できず市民に立会を呼び掛け八王子市の測定が行われた。97カ所の中から、通報者の測定値が0.25μSv/h以上であった場合市が確認の測定をするという新しい規定で篩に掛けられ、この日アロカで確認する測定個所は35か所に絞られた。 

 測定結果からRadiはアロカTCS-172Bよりも高い数値が出ることが分かったため、安全側の測定になった。と言っても、除染に漏れた汚染は放置されたままなので何も安全ではないことは今までと変わらない。また参加した市民の黄TERRAはGM管でアロカよりも低めの数値をだした。
東京新聞2011年12月21日に掲載された
 結果アロカTCS-172B0.25μSv/h以上になったのは20か所となり、1月に除染することが伝えられた。 
・・・2011年12月20日測定結果



◆八王子市2カ所の試験的除染の実施
2012年1月11日、八王子市に除染の件で問い合わせると、前日10日に市の試験的除染が2か所で行われたと事後報告があった。本格除染の前に汚染の量を把握するために環境保全課と道路補修センターで測定と除染を行ったということだった。除染の状況は市の報告写真の通り、水撒き後、シャベルなどで汚泥をバケツに集め、デッキブラシで洗い流している。
 昨年12月14日に公表された環境省のガイドライン(2-39~2-41参照)より、このあたりは山田小学校の通学路のため地上から50センチの測定が行われたということだそうだ。
・・・2012年1月10日八王子市測定結果




◆八王子市5カ所の除染の実施
1月23日、筆者不在のため再び市民に呼び掛け市の除染の立会として測定した。当日は始まる時間直前に雨が降り、試験的除染の工程の水撒きを省いた形になった。 
除染前測定⇒シャベル、ほうきで除染⇒除染後測定。
 除染の始まった時間が遅く、天気は下り坂で5か所のみ除染が完了した時点で終了。この日夜から関東地方は大雪となり、翌日予定していた残り13か所の除染は雪が溶けるまで保留となった。

除染前の測定
 ・アロカTCS-172Bの測定方法に疑問を持った人もいるだろう。感知面を横向きにして測定している。方向特性は真後ろでない限り変わらない。(東京都TCS-172B取説
  
 ・放射線は距離の二乗に反比例で点線原から離れると数値が減る。 このような汚染が点線原とまでは言わなくとも実際にずれると数値が大きく変わることを注意したい。
 
箱の中をのぞいた写真
 ・紺色の箱に入っているのはTA-100U。この機種は感知する面が真上にあるため、底の抜けたペットボトルの中に5㎝の高さで逆さまに立て、鏡に映し出された逆さまの数字を読めるようにしてある。
 点線原の場合、方向特性がある感知面の向きは数値に大きな影響がある。Radiは方向特性がない。


バケツは20リットル、ビニール袋に入れる

ほうきで集めてバケツへ入れて終了。水で流さない。
除染後の測定
  徐々に市民の線量計が線源に近くなっていく。市民が測るうちに積極的になって、終わるころには別人のように変身してしまうのは興味深い。

 
   ・道路補修センターは環境省ガイドラインと従来の東京都からの測定5㎝の両方のデータをとっていた。これだけの汚染も50㎝離れると数値は半分くらいに落ちてしまうため環境省の原則的な除染基準、50㎝で0.23μSv/hを下回ってしまうのがほとんど。 0.4μSv/hを超える汚染をこのまま放置するにはあまりにも不安定で身近すぎる。


 個人的には雨上がりの市の除染よりも晴れた日の住民のほうき掃除のほうが危険を感じるが、職員には環境省ガイドラインにあるような除染の際に住民に放射性物質の危険性を周知させるような注意があってほしかった。

 ・除染されない放射性物質についても、未だ何の指示も周知も注意もない 
 3か月近くにわたりホットスポットを測定してきて、同じ場所でもかなり数値が変化していたことが分かった。それだけ放射性物質は浮遊し飛散しては雨で堆積することを繰り返しているのではないのだろうか。





◆八王子市残り13カ所除染の実施
2月9日筆者不在のため再び近隣住民の除染の立ち合いで測定した。時間削減のためか、除染前の測定は2か所を除き行われず、除染⇒除染後測定となった。昨年12月20日の測定をもって除染は決定されていたということだろう。また前回の環境省除染基準の50㎝測定は行われなかった。

洗車ブラシの登場!

除染後測定

長い範囲でたまった汚泥の除染


最高値だった個所の除染


洗車ブラシはこのように使われた

雑草をノコギリで切る


除草しながら除染

除染後測定




駅前の建物の屋根から落ちる樋、土はなくコンクリートは乾いている。除染前はRadiで0.211μSv/h、12月の通報時より既に0.1μSv/h下がっていた。
少量の水で擦る
擦って布でふき取ったが、数値は逆に上がってしまった。除染後はRadiで0.228μSv/h
・・・2012年2月9日測定結果
・・・2012年2月9日八王子市測定結果




【この測定を始めたきっかけと感じたこと、汚染の行く先】
 この一連の測定について、私はめじろ台だけがきれいになってほしかったわけではない。八王子市主催の測定でホットスポットが全く見つかっていないことへの疑問、その後八王子市が決めたの除染について行政がどの程度現実的に考えているのか知りたかったから。除染されるその日まで、私は最終的に市は除染はできないものと思っていた。
 除染といっても取り除かれる側と集められる側がある限り、消えるものではないし、北野の保管所がいっぱいだったことはこのブログでも紹介していた。行き先がわかった以上除染=安心・安全の代名詞ではなくなってしまったのはみな同じではないだろうか。
 浮遊する放射性物質よりは集まって密封され管理されているほうが安全だし、ここまでは誰も疑問を持たないと思う。現在めじろ台から持ち運ばれた汚染は北野の住民からの苦情で処理場には運ばれておらず、道路補修センターの資材置き場に置かれているという。
 昨年10月13日の東京新聞に載った多摩地区の焼却汚泥を東京湾埋立にするというニュース下水道局広報サービス(電話03-5320-6511)の話しによると、小宮町の水道局の流域水再生センターのものは10月27日から東京湾に埋め立てている。北野処理場は市の独自の施設でこちらもそろそろ大田区に埋め立てられることで進んでいるそうだ。 汚泥は各センターからタンクローリーで汚泥処理施設、南部スラッジプラントへ運び、風で飛ばないよう水とセメントを少量混ぜ粒状(指でつぶれる程度)のものを作り(HP写真)埋立地へ運んでいる。 
 23区は5月からすでに埋め立てており、リサイクルに廻っていた焼却汚泥の70%も全て埋め立てている。埋立地は下水道局と清掃工場とで区画され管理されているそうだ。水を含んだ状態で蓋付ダンプで運び、荷降ろし、平滑にして土を被せ、再び荷下ろしサンドイッチ状にして埋めていると言う。外側の構造は東京都環境局HP、埋立地のパンフレットに紹介されているようだ。(現在フリーズして見れない・・・。)
 今回の堆積汚泥は下水道施設の焼却汚泥ではないため扱いが違うらしく、東京湾には行かないようだが、八王子市は保存場所をはっきりとさせていない。北野処理場の焼却汚泥が2月中には東京湾に持ち運ばれ、空いた倉庫に保管されるのではという話も聞く。
 ホットスポット発見が全くない市の測定と同じことで、市は保管場所を隠すことで市民の不安を取り除くことができるのだろうか。
 北野の処理場は将来館町へ移転の計画があるようだ。 放射性物質はいつ自分の町へ集められるかもしれないと思うと、どのように保管するか情報公開しない市へ一存するのは不安だし、遠くの話で関心がないとは言っていられない。
 個人的には巨大な設備投資で危険なものを1か所に集めるより、めじろ台2丁目の地中どこかに密封管理すればいいのではないかと思っている。
 



環境省ガイドライン第2編より抜粋






2011年11月14日

めじろ台2丁目周辺

計測地:めじろ台二丁目 
年月日:2011年11月14日  
時間:14時
天気:曇り

計測方法:設置後1分10秒放置。1分ごとに4回測定し平均を出した。
 計測高さ:地上5㎝  単位:μsv/h 
最大値:0.426μSv/h



【計測地背景】
八王子市が0.24μSv/hを超える汚染物の除去を決めた。決めてくれれば測りやすい。起伏のある低層住宅街の道路脇。坂を下って砂や泥がたまったところを探して測った。


【まとめ】
道路は延々と続きキリがないけど、町会単位で探せばいつかは測り終えることができるのでしょう・・・。0.24μSv/h以上はいくつも見つかる。地図で測定計画し、ある程度の人数で測らないと効率が悪い。除染は水をまくようにしないと、細かい砂が舞い上がるので危険。市が除染をするまで近所の住民は触らないほうがいい。数が多そうなので自治会単位でまとめたほうがいいと思う。


【発見】
雨水だけでなく、平らに見えるところに砂がたまって風が運んでいるようにも見える場所がある。





1.二丁目  14:10   
平均値0.165






2.二丁目  14:17   
平均値0.170 




3.山田町  14:25   
平均値0.329


 

4.二丁目  14:33   
平均値0.243





5.山田町  14:40   
平均値0.365
  




6.二丁目  14:50   
平均値0.426





7.二丁目  14:58   
平均値0.221